生命感
せいめいかん
名詞
標準
feeling of vitality
文例 · 用例
軽部の同僚の若い教師たちは、軽部の死位で枯涸されなかったお君の生命感に想いをいたし、腹の中でそっと夫々の妻の顔を想い浮べて、何か頼り無い気持になるのだった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
真の生命感ある「事実のもの」は、常に概念によって抽象されない、具象的のもののみである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
多くの生命感ある芸術品は、すべて表現の上に於て、こうした具体的イデヤを語っている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
「生命感は金魚に、恋のあわれは真佐子に、肉体の馴染みは秀江に。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
画きなぐつたやうな作品が多いが、このなぐり画きに生命感が横溢してゐるから妙である。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
市民としても文学者としてもいわば変り種であるローレンスは、そのようなイギリスの中流、上流社会に対して感じるすべての妥協しにくさを、肉体的な感覚の世界へとけこむことで、宇宙的な生命感の中へ意識をとけこませることで、ヒューマニティーの解放を見出そうとした。
— ――ふたたび純潔について―― 『傷だらけの足』 青空文庫
D・H・ローレンスは、あらゆる自然現象のうちに、ほとんど神秘主義に近い生命感をうけとった作家であった。
— ――ふたたび純潔について―― 『傷だらけの足』 青空文庫
浄瑠璃はその感情のインテンシチーの深さ、美的幻影の濃醇さ、道義的操持の強烈さ、ものを理窟で見ず、機微でとらえる生命感、すべてを永遠なる生滅の法の光りの下に見る宗教的観照の背景等に於て、人間性のあるべき健康なるわだちの上にあるものだ。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
作例 · 標準
このリアルなアンドロイドは、表情や瞬きの仕方に驚くほどの生命感がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
画家の力強い筆跡によって、キャンバスに描かれた虎は今にも飛び出してきそうな生命感を放っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
CG技術の向上により、映画の中の架空のクリーチャーに圧倒的な生命感を与えることが可能になった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview