言葉掛け
ことばかけ
名詞
標準
文例 · 用例
何事ぞ生酔の客に、手を引張らるる事もあり、なまめかしき芸娼妓より、姉さんと親しげに言葉掛けらるるが、身を切らるるより辛く。
— 清水紫琴 『野路の菊』 青空文庫
秋暑い乳房にぶらさがつてゐるよいお天気の言葉かけあつてゆく旅は気軽い朝から唄つてゐるふる郷忘れがたい夕風が出た子供と人形と猫と添寝して日向子供と犬と仲よく秋風の鶏を闘はせてゐる 十月六日 晴、油津町行乞、宿は同前。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
出家は言葉かけて「私は出家の身でござるから命が惜しいにはござらぬけれ共何のうらみがあってこの様な事をなさるのじゃ。
— 井原西鶴 『元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)』 青空文庫