御世話
おせわ
名詞
標準
文例 · 用例
然も御世話になりし貴女に妹などと申して済みませんが、理解して下さることと思います。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
」 と口の裡で云って、歩行き歩行き、「ほんとうに機嫌を直して、貴女、御世話下さい、なまじっか、貴女にお便り申したために、今更|独じゃ心細くってどうすることも出来ません。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
○井上さんにはとことん迄御世話をかけて済まんと思います。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
なりひらが主膳に、T「先日はお小夜さんが御世話になりまして」 と頭を下げる。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
」「御世話様でした。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
素と拙者の貴君の御世話|可致と決心候節、貴君の爲めに謀候は、當地に於いて正當なる教育を受けられ、社會に益ある一人物となられ候樣にと希望候儀に有之候。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
當初|御萱堂不幸之|砌、存寄らざる儀とは申ながら、拙者の身上共禍因と連係候故、報謝の一端にもと志候御世話も、此の如く相終候上は、最早債を償ひ劵を折候と同じく、何の恩讐も無之、一切|事濟と看做候て宜かるべしと存候。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
長々御世話になってありがたかったがもう私もこの世には用のないからだになったからナイルの方に一日も早く帰ってくれ。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫