構
かまえ
名詞
標準
文例 · 用例
見渡した所、社会の厄介にならぬ宗教家ならば、まず結構じゃと云いたい位だ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
両親は左程には思われぬ、眼を病めば盲人になる人もある、近眼位なら結構じゃ、百姓の子が百姓するに不思議はない、大望を抱いて居ても運がたすけねば成就はせぬもの、よしよしもう思い返して百姓するさ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
姉たちがすわるにせまいといえば、身を片寄せてゆずる、彼の母は彼を熟視して、奈々ちゃんは顔構えからしっかりしていますねいという。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
コンチャどうも結構なお天気ですな。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
これらの音が平安朝においては濁音二十を除いて四十八音から四十七音、更に四十四音と次第に減少し、音の構造も、大体五種の母音と九種の子音を基礎として、母音一つか、または子音一つと母音一つから構成せられるようになって、前代よりも単純化したのである。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
これまでは、両方ともすべて「こ」の仮名と思っていて、どちらも同音の仮名で、どちらを使ってもよいと考えていたのですが、そうではなくして「古」の類の仮名ならば、互いに通用してどれを使っても構わぬが、「許」の類の仮名を使う所には決して使わない。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
十二 信如が何時も田町へ通ふ時、通らでも事は濟めども言はゞ近道の土手々前に、假初の格子門、のぞけば鞍馬の石燈籠に萩の袖垣しをらしう見えて、椽先に卷きたる簾のさまもなつかしう、中がらすの障子のうちには今樣の按察の後室が珠數をつまぐつて、冠つ切りの若紫も立出るやと思はるゝ、その一ツ構へが大黒屋の寮なり。
— 樋口一葉 『たけくらべ』 青空文庫
「いき」の構造九鬼周造-------------------------------------------------------【テキスト中に現れる記号について】:ルビ(例)畢竟|:ルビの付いていない漢字とルビの付く漢字の境の記号(例)一見|相容れない:入力者注。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
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構(かまえ)とは、漢字の偏旁のうち、特に外側の二辺にまたがって包むような形をしているものの総称。ただし、上と左にまたがる垂および左と下にまたがる繞を除く。
出典: 構 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0