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川渡り

かわわたり
名詞
1
標準
文例 · 用例
」「まずそこらで可し、船がぐらぐらと来て鰻の川渡りは御免|蒙る。
泉鏡花 葛飾砂子 青空文庫
その時|何処を然言ふと問ひ給ひしかば、即、御祖の前を立去於坐して、石川渡り、阪の上に至り留り、此処と申しき。
折口信夫 水の女 青空文庫
その時何処を然言ふと問ひ給ひしかば、即、御祖の前を立去於坐して、石川渡り、阪の上に至り留り、此処と申しき。
折口信夫 水の女 青空文庫
この一場の小喜劇がこれで済んで、川彼方を跛足を引き引き駈けて行く米友の形をさんざんに笑いながら、ようやく能登守一行の川渡りが済みました。
駒井能登守の巻 大菩薩峠 青空文庫
米友が失敗ったその一度は、上野原の宿で一行に出し抜かれて、無理な鶴川渡りをしてやっと追いついた事、その二度目は昨夜の騒動であります。
駒井能登守の巻 大菩薩峠 青空文庫
遑なく、また浮び上ったところを見ると、今度は、素敵に大きな風呂敷包を一つ、さながら布袋和尚が川渡りでもする時かなんぞのように、頭にのせて出て来て、またも小笹の中へ熊のように身を没しました。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫
つまり、乞食の川渡りなのですから、一度は耳と目を拡張して見ましたけれど、その点を見届けて安心したというものです。
山科の巻 大菩薩峠 青空文庫
今晩も、ここで、物騒な京都の夜を、平々かんかんとして川渡りを試みらるる自由は、またこのやからの有する特権でなければならぬ。
山科の巻 大菩薩峠 青空文庫