墨染め
すみぞめ
名詞名詞-の形容詞
標準
dyeing black
文例 · 用例
墨染めのころもは糊つけしてあるらしく折目折目がきつちりとたつてゐて、いくらか短かめであつた。
— 太宰治 『陰火』 青空文庫
僕は墨染めのころものすそをかるく吹いたりなどしてみたのである。
— 太宰治 『陰火』 青空文庫
「今年ばかりは」(墨染めに咲け)と口ずさまれるのであった。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
鎧をぬいで墨染めの法衣に換えたら、さすがに執念くも咎めまい。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
かれらはそのあくる朝、出家に形をかえて、墨染めの法衣を着て、蓮葉笠を深くして、馬上で京をさして落ちる途中を、味方の者どもに見咎められて、二人ともに鞍の上から斬り落とされてしまった。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
墨染めの法衣の胸をはだけ、ムシャムシャした胸毛を露出させ、肘枕をした大坊主が、陣幕の裾に眠っていた。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
年の頃は二十一二、切り下げ髪に墨染めの法衣、千切れた金襴の袈裟を掛け、手に水晶の数珠を握り、足には何んにも穿いていない。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
顔だちのよい尼女房の墨染めを着たのなどはかえってこうした場所にふさわしい気がして感じよく思われた。
— 野分 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
伝統的な墨染めの技法を用いて、シックな色合いのストールを作った。
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墨染めの布は、使い込むほどに味わい深い色へと変化していく。
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染め物体験で、真っ白なTシャツを力強い墨染めに仕上げた。
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標準
priest robes
作例 · 標準
寺院の境内で、墨染めを身にまとった修行僧たちが静かに歩いていた。
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世俗を離れ、墨染めの身となって静かに余生を過ごしたい。
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墨染めの袖を風になびかせ、住職は力強くお経を唱え始めた。
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標準
mourning dress
作例 · 標準
悲しみの雨が降る中、墨染めの参列者たちが故人との別れを惜しんだ。
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突然の訃報を受け、急いで墨染めの装いを整えて葬儀に向かう。
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彼女の墨染めの姿を見て、夫を失った悲しみの深さが伝わってきた。
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