一身上の都合
いっしんじょうのつごう
表現名詞
標準
personal reasons
文例 · 用例
私はその時、ただ、一身上の都合で立候補を断念すると簡単に声明しただけだったが、それには私だけしか知らない奇妙な事情が伏在していたのだ。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
そして誰が何ときいても、ただ一身上の都合一点張りで押しとおしてしまった。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
しかし、長次郎は一身上の都合で、長く弟子にして置くわけに行かず、途中で暇をやりました。
— 西町時代の弟子のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
ある会員が、一身上の都合で、活動資金三十円の寄附を申出たごときも、物質的にはもちろん、精神的にも一つの力強さを感せしめるものがある。
— 野呂栄太郎 『三田社会科学研究会報告』 青空文庫
予科では、三田の出る筈だった時間に、カキがやって来て、三田先生は一身上の都合で地方へ転任するのだから、いろんな噂を信じないようにと云って、自習を暫く監督して行った。
— 宮本百合子 『海流』 青空文庫
之を両立させる為には、曙覧自身の為に建てたものでなく、誰かの持ち家で、一身上の都合で、一度ならずそれへ身を寄せた家だつたと言ふことになる。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
だが、一身上の都合というのは、どういうことかね。
— 豊島与志雄 『擬体』 青空文庫
一身上の都合に依り考慮する所ありてと、一字一字、墨色を眺めながら書きました。
— ――近代説話―― 『落雷のあと』 青空文庫
作例 · 標準
彼は一身上の都合により、会社を辞めることになった。
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「この度の異動は、一身上の都合で辞退させていただきます。」と部長に伝えた。
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詳細は伏せるが、一身上の都合でプロジェクトから外れることになった。
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ウィキペディア
一身上の都合(いっしんじょうのつごう)とは、退職理由や履歴書などにおいて用いられる定型句。
出典: 一身上の都合 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0