なぬ
なぬ
感動詞
標準
what?
文例 · 用例
そんなぬらくらじゃ了見せんぞ、しっかりと返答しろ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
ひなたよ、ひなたよ、みんなぬくいよ。
— 新美南吉 『ひなた』 青空文庫
」と朝から晩まで食|好、食草臥れれば、緞子の夜具に大の字|形の高枕、ふて寝の天井の圧に打たれて、潰れて死なぬが不思議なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
―― との、まだお稲が死なぬ前に、ちゃッと祝言した花嫁御寮に向うての、――お主は後妻じゃ、二度目ぢゃと思うておくれい、――との。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
しかしよく食傷して死なぬものだな」「まったくで御座います旦那様。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
この男ひとりに限らず、芸術家というものは、その腹中に、どうしても死なぬ虫を一匹持っていて、最大の悲劇をも冷酷の眼で平気で観察しているものだ、と前回に於いても、前々回に於いても非難して来た筈でありますが、その非難をも、ちょっとついでに取り消してお目に掛けたくなりました。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
ただ感じられるものは、単調にして重苦しく、変化もなく情趣もない、不快なぬるぬるした章句ばかりだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
」 この女は死なぬ。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫