行法
ぎょうほう異読 ぎょうぼう
名詞
標準
carrying out of rules
文例 · 用例
「だが、それはいっさいの秘密の行法で、うっかり口外すると一年|経たねえうちに命がなくなると嚇かされているので、誰もはっきりと云うものがねえそうです。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
木曾の橋をば西行法師の春花の盛に通り給ひて、生ひすがふ谷のこずゑをくもでにて 散らぬ花ふむ木曾のかけ橋また源の頼光、中納言維仲卿の御息女を恋ひさせ給ひて、恋染し木曾路の橋も年経なば 中もや絶えて落ぞしぬめり 此のほか色々の歌も侍るよし承り候と言ふ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
政元はそれらの上に念を馳せるでもない、ただもう行法が楽しいのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
長頭丸が時|輪袈裟を掛け、印を結び、行法怠らず、朝廷長久、天下太平、家門隆昌を祈って、それから食事の後には、ただもう机にとした、すっきりとした、塵雑の気のない、平らな、落ついた、空室に日の光が白く射したような生活のさまが思われて、飯綱も成就したろうが、自己も成就した人と見える。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
余もこの経を拝見せしに、その書体|楷法正しく、行法また精妙にして―― と言うもの即これである。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
諸事を改良して、欧米の劇場にならいたる興行法が、一般観客の反感を買い、さんざんの不評に終れり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
俳優は梅幸、高麗蔵、宗十郎、宗之助、松助、鴈治郎にて、見物席をすべて椅子席とし、入場料を切符制度としたる外国風の興行法が人気を呼びて、連日満員。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
わたしがこれから説かうとする小夜の中山は、前にもいふ通り、古来の紀行や和歌で有名で就中かの西行法師の『年を経て又越ゆべしと思ひきや、命なりけり小夜の中山』の歌が最もよく知られてゐる。
— 岡本綺堂 『小夜の中山夜啼石』 青空文庫
標準
practice of Buddhism