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陸尺

ろくしゃく
名詞
1
標準
文例 · 用例
あの通り陸尺どもは只の下郎、御案内いたすものはこの手前ひとり、計るなぞとそのような悪企み毛頭ござりませぬ。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
無言の御威光古今に聞える紫房の御定紋が、供先お陸尺の手にせる灯りの流れの中をふさふさとゆれて、駕籠は静かに歩み初めました。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
供の陸尺たちが叫んだまえに、主水之介の身体はさッともうおどり出して仁王立ち、ぴたりと駕籠に身をよせながら、見すかすと、槍、槍、槍、四方、八方、槍ばかりです。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
火のような主水之介の一|喝も耳に入らぬのか、駕籠先につけたお胸前の葵の御紋は、陸尺たちが取り落して燃え上がっている提灯の火にあかあかと照し出されているというのに、刺客の影はビクともしないのです。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
」「はッ」 陸尺共がおきすてて逃げたお胸前を捧げて京弥が先頭に――。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
この下がてまえども家族の居間に寝間、雇い人どもは向こうの別棟でござります」「その雇い人はいくたりでござる」「まず代脈がひとり、それから書生がふたり、下男がひとり、陸尺がふたり、それに女中がふたり」「うちうちのご家族は?
血の降るへや 右門捕物帖 青空文庫
あとはふたりずつ来るよう言いつけろ」 これもけげんそうに帰ったあとから、陸尺たちがふたり現われました。
血の降るへや 右門捕物帖 青空文庫
」 寺駕籠のお陸尺にも似合わないで、もう歯の根も合わずにがたがたと震えているお供の者をしかり飛ばしながら、急いで木の下へかけつけると、ようやくさげてきた寺駕籠をふみ台にして、ともかくも大急ぎに本人を地上へ抱きおろしました。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫