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題簽

だいせん
名詞
1
標準
slip of paper bearing a book's title (pasted inside the book)
文例 · 用例
價を論ずれども成らざりしかば、思ひあきらめて立ち去らんとしたる時、一書の題簽に「ヂヰナ、コメヂア、ヂ、ダンテ」(ダンテが神曲)と云へるあるを見出しつ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
竹亭の遺した無題簽の一小冊子がある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
命題の如きも、巻首及|小口書、題簽、巻尾、各相異つてゐる。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
わたくしは題簽を熟視してゐるうちに、ふと紙下に墨影あるに心附いた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
ある日小川町通の古本屋で『精神啓微』と題簽した書物を買って、めずらしそうにひろい読みしたことを今想起する。
斎藤茂吉 呉秀三先生 青空文庫
表紙の題簽に、ひよしさんわうまつり     天満あいごの若からさきのひとつ松のゆらい  八太夫とあつて、宝永五年正月の、大伝馬町鱗形屋の出版である。
折口信夫 愛護若 青空文庫
親しく圓朝の話術に接し、ことごとく傾倒されていた故を以て我が江戸文学の恩師川柳久良伎翁には、見事な題簽を書いていただいた。
正岡容 小説 圓朝 あとがき 青空文庫
書物の害虫と言えばいつでもシミ独りが登場して、やあシミの巣だとかシミの何んだとか言って時には紙魚繁昌記などと書物の題簽までを賑わす名とも成り、名誉と言えば名誉だともいえない事はないでもないが、そう悪口ばかり浴せ掛けられては堪ったもんではない。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
作例 · 標準
古本屋の奥で見つけた和綴じ本の題簽には、掠れた筆文字で「源氏物語」とあった。
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剥がれかかった題簽を糊で丁寧に貼り直し、祖父から受け継いだ貴重な資料を整理した。
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自分で書いた論文を製本する際、表紙の左上に題簽を貼って格好を整えてみた。
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