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不死性

ふしせい
名詞
1
標準
immortality
文例 · 用例
英領ギヤナのアラワク人の談に、往時上帝地に降って人を視察した、しかるに人ことごとく悪くて上帝を殺そうとし、上帝怒って不死性質を人より奪い蛇蜥蜴甲虫などに与えてよりこれらいずれも皮脱で若返ると。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
生の繼續に過ぎぬ不死性の觀念が、永遠性の又從つて死の克服の要求に副はぬことは、すでにここよりしても明かである。
波多野精一 時と永遠 青空文庫
第五章 不死性と無終極性        二一 時間性そのものの範圍において、すでにそれの或る程度の克服が行はれることは、吾々がしばしば説いた所である。
波多野精一 時と永遠 青空文庫
永遠性は不死性として成立たねばならぬ。
波多野精一 時と永遠 青空文庫
不死性」(Unsterblichkeit)はプラトン以來「靈魂」の不死性乃至不滅性として知られてゐる。
波多野精一 時と永遠 青空文庫
メンデルスゾーンによつて「一切の粉碎者」と命名され、又かれによつて代表された當時流行の靈魂不死説を事實粉碎した、カントがそれに代へて「實踐理性の要請」の名のもとに提案した新しき靈魂の不死性の證明について見るも、強き深き信念や世界觀を背景として持つてゐるにも拘らず、證明そのものは甚しく粗笨である。
波多野精一 時と永遠 青空文庫
死そのものがすでに客觀的認識の對象として取扱ひ得ぬ事柄である以上、不死性も亦自己理解においてはじめて開示される事柄、信念としてのみ成立つ事柄である。
波多野精一 時と永遠 青空文庫
しかしながら、その批判は理解としてのそれ、言ひ換へれば、事柄そのものより、即ちこの場合不死性そのものの本質より、それの本來志向する所意味する所より、する批判でなければならぬであらう。
波多野精一 時と永遠 青空文庫