倶者
くしゃ
名詞
標準
Buddhist sect originating in the seventh century
文例 · 用例
」 私は、あまりの恥ずかしさに、その手紙、千々に引き裂いて、自分の髪をくしゃくしゃ引き※ってしまいたく思いました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
腹はむしゃくしゃすると同時に堪えぬなつかしさの痛み、悔いないでよいことへの悔い――そういったことでごちゃごちゃになっていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
おれはひどくむしゃくしゃした。
— 宮沢賢治 『あけがた』 青空文庫
河原の礫は、みんなすきとほって、たしかに水晶や黄玉や、またくしゃくしゃの皺曲をあらはしたのや、また稜から霧のやうな青白い光を出す鋼玉やらでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
窓の向ふにはくしゃくしゃに縮れた雲が痛々しく白く光ってゐた。
— 宮澤賢治 『圖書館幻想』 青空文庫
その理由は、長い海外旅行をしたいというのと、少し耳が遠くて困るというのと、外国語がよくしゃべれないので外国人との交渉に不便だというのであった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
ぐすぐずしていると、ほんものの方が乗り込んで来るかも知れないというので、無暗に支度を急いだもんですから、乗物までは手がまわらないで、飛んだ唯今のお笑い草となってしまいましたよ」と、お俊はさすがに悪党だけに何もかも思い切りよくしゃべってしまった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
大陸のかくしゃくたる太陽は、市街をも、人間をも、工場をも、すべてを高くから一目でじり/\睨みつけていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫