王代
おうだい
名詞
標準
文例 · 用例
『王代記』というちょっとした本によれば、彼らは寛文の頃まで大明の衣冠をつけていたが、寛文三年清国の使が琉球に来た時、断然|片髪を結んで国俗に順ったということであります。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
二 政朝に鍾馗を設けて、寃枉の訴えをきくという故事は、王代の昔だ。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
歌舞妓では、王代物であつても、前太平記の世界であつても、女形はたゞの時代物のいきで終始してゐる。
— ――中村魁車を誄す―― 『街衢の戦死者』 青空文庫
此等の芸格からすれば、彼は実悪、即、立敵に位すべき人で、幸四郎の時代、又は王代における立敵としての最後の人であるのに対して、唯一人延若があつて、世話・御家物の真敵として、残るものと言ふべきであらう。
— 折口信夫 『実川延若讃』 青空文庫
事実、留守師団長というよりは、この人の存在は、胆吹王国の女王代理、臨時総理の役目をまで兼務しているのでありました。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
青嵐居士は留守師団長、留守師団長と言い慣らされてはいるが、事実、この王国に於ける現在の地位は、師団長たるにとどまらない、むしろ臨時総理であり、女王代理であり、胆吹一国の興廃はその肩にかかっていると見るべきであります。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その翌日旅行免状を受けるために司令長官の邸へ行き、朝から待って居りましてようやく午後五時頃に国王代理に遇うことが出来ました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
それについては私が紹介の労を執るからということで国王代理と別れたです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫