中柱
なかばしら
名詞
標準
middle pillar
文例 · 用例
中央の室の中柱に寄り添ってすわったのが恋しい人であろうかと、まずそれに目が行った。
— 空蝉 『源氏物語』 青空文庫
そして、客殿の前まで来ると、尾いて来た道空、丹後の二家老を、後に見、「ここか」「御意にござります」「うむ」 頷いて、ずかと、廻廊の板面から、一段高い畳のうえに踏み上がると、落着き払って、設けの席に坐り、そのまま縁の中柱へ、ゆったりと背を凭せかけていた。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
火近うともしたり、「母屋の中柱にそばめる人や我が心懸くる」と、まづ目とめ給へば、こき綾のひとへ襲ねなめり、なにかあらん上に着て、かしらつき細やかに、小さき人の物げ無き姿ぞしたる…… 淀みもなく小娘は読みすすんでいた。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ドドドド――ッと、すさまじい地唸りがして、栗尺角の殿中柱が、ミリッといったかと思うと、三人の坐っている畳までが、下からムクムクと震動してきて、座にたえぬような恐怖を感ぜしめた。
— 船路の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
神社の拝殿には、たくさんの柱が並んでいるが、一番太いのが中柱だ。
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この古い木造建築では、屋根を支えるために強固な中柱が使われている。
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建物の構造を設計する際、中柱の位置と太さは耐震性に大きく関わる。
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