ぶなの木
ぶなのき
名詞
標準
Japanese beech (Fagus crenata)
文例 · 用例
一郎がまたすこし行きますと、一本のぶなの木のしたに、たくさんの白いきのこが、どってこどってこどってこと、変な楽隊をやっていました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
風がどうと吹いてぶなの葉がチラチラ光るときなどは虔十はもううれしくてうれしくてひとりでに笑へて仕方ないのを、無理やり大きく口をあき、はあはあ息だけついてごまかしながらいつまでもいつまでもそのぶなの木を見上げて立ってゐるのでした。
— 宮沢賢治 『虔十公園林』 青空文庫
風がどうと吹いてぶなの葉がチラチラ光るときなどは虔十はもううれしくてうれしくてひとりでに笑えて仕方ないのを、無理やり大きく口をあき、はあはあ息だけついてごまかしながらいつまでもいつまでもそのぶなの木を見上げて立っているのでした。
— 宮沢賢治 『虔十公園林』 青空文庫
ぶなの木さえ葉をちらっとも動かしません。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
あなたはめくらぶどうさんでしょう」 めくらぶどうは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて輝いて、いきがせわしくて思うように物が言えませんでした。
— 宮沢賢治 『めくらぶどうと虹』 青空文庫
」 少女のギルダは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて輝いて、いきがせわしくて思うように物が云えない。
— 宮沢賢治 『マリヴロンと少女』 青空文庫
一郎がまたすこし行きますと、一本のぶなの木のしたに、たくさんの白いきのこが、どつてこどつてこどつてこと、変な楽隊をやつてゐました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
ぶなの木 かなり沢山の木々が皆緑りになった中にぶなの木ばかりは、はずむ様な五月の太陽を待ってまだ黄金色で居る。
— 宮本百合子 『旅へ出て』 青空文庫