挙揚
きょあげ
名詞
標準
文例 · 用例
次にその対象の見方および取扱いの上に如何なる特徴があるかと考えてみると、その対象の形態的ないし心理的の現象の中である特別な部分を抽象してその部分を誇大しあるいは挙揚して表示するというのが一つの顕著な点である。
— 寺田寅彦 『漫画と科学』 青空文庫
又実に僕の為には赤い襟飾りに関する真理を天下に挙揚してくれたのである。
— 芥川龍之介 『谷崎潤一郎氏』 青空文庫
彼は独断と誇張と飛躍とをはばからず、独りよがりや野狐禅的口吻と受けとられがちなものをも挙揚する。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
無仏性を道破したのは四祖大医であって、やがてこの無仏性の道は「黄梅に見聞し、趙州に流通し、大※」の左に「だいい」のルビ]に挙揚」した。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
騎士的な冒険心と宗教的熱情とを鼓舞するのが、即ち十字軍的精神の挙揚が、そのコツであった。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
即ち其れ丈けの程度に於て必ずヘーゲルの所謂|擧揚されたる契機として將來の人文中に永久に生きて行くべき者であると私は信ずるのであります。
— 朝永三十郎 『懷疑思潮に付て』 青空文庫