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海緑

うみみどり異読 ウミミドリ
名詞
1
標準
pink sea milkwort (Glaux maritima var. obtusifolia)
文例 · 用例
額は透き通った青みのある白さで、二つのアーチ形をした睫毛の上にのび、おのずからなる快活な輝きを持つ海緑色の瞳をたくみに際立たしているのでした。
クラリモンド 世界怪談名作集 青空文庫
たとえば、緑柱玉の輝きを紗を透してながめたような、淡いあわい海緑色の、それ自体、冷涼たる輝きをもった……ヤヌッセンが 〔Be'ryl〕 と呼んでいるある異様な微光だった。
久生十蘭 地底獣国 青空文庫
船は衝突つた、世に不可思議なフロリダ州人の肌膚の豹の目は叢なす花にいりまじり、手綱の如く張りつめた虹は遥かの沖の方海緑色の畜群に、いりまじる。
OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD ランボオ詩集 青空文庫
君見ずや、世にふしぎなるフロリダ州、花には豹の眼のひかり、人のはだには手綱のごとく張りつめし虹あざやかに染みたるを、また水天の間には海緑色のもののむれ。
LE BATEAU IVRE 醉ひどれ船 青空文庫
雲母のように光る白銀色の押革を表紙にして、四つ隅と背に海緑色のモロッコ皮をつけたぞっとするような美しい装釘だ。
久生十蘭 だいこん 青空文庫
みなおっとりと物静かで、プリンスのようなようすで足を組み、純真無垢な海緑色の瞳でやさしくあたしを見つめている。
久生十蘭 だいこん 青空文庫
極のほうへ涯てもなくつづく山々の間は、ぞっとするような海緑色の氷床と無間の闇をひそめた底知れぬ氷河の亀裂で、寂莫たる空間と、黒金のような沈黙がその上にひろがっている。
久生十蘭 南極記 青空文庫
灰緑から海緑までのあらゆる色階をつくした、ただ一色の世界で、車もろとも緑の中へ溶けこんでしまうのではないかというような気がした。
久生十蘭 肌色の月 青空文庫
作例 · 標準
例句