内辺
うちわたり
名詞
標準
precincts of the Imperial palace
文例 · 用例
廿四日、丙子、将軍家山内辺を歴覧せしめ給ふ、期せざるの間、諸人追つて馳せ参ると云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
それ等がたよりで、隠居仕事の寮番という処を、時流に乗って、丸の内辺の某|倶楽部を預って暮したが、震災のために、立寄ったその樹の蔭を失って、のちに古女房と二人、京橋三十間堀裏のバラック建のアパアトの小使、兼番人で佗しく住んだ。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
最近|丸ノ内辺りの会社に勤めだしたらしい。
— 佐左木俊郎 『街頭の偽映鏡』 青空文庫
砂糖が切符になる前に砂糖やの前に出来ていた列、この頃は食事時間に丸の内辺の食堂のぐるりにも出来る列。
— 宮本百合子 『列のこころ』 青空文庫
河内辺に多い地名である。
— 折口信夫 『三郷巷談』 青空文庫
今も、荘内辺では、刈り上げ後に、にはなひ行といふことをする。
— 折口信夫 『たなばたと盆祭りと』 青空文庫
どこだろう、丸の内辺じゃないか、神田らしい。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫
地方によって多少作り方も違い、タチツケ、あるいは略してタッケ、猿袴、踏ん込みなどともいい、庄内辺ではマタシャリとも言うそうな。
— 喜田貞吉 『春雪の出羽路の三日』 青空文庫
作例 · 標準
例句