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臆病風

おくびょうかぜ
名詞
1
標準
loss of nerve
文例 · 用例
心はもう臆病風に取ツかれてゐるので道端の草が、ザワザワと謂ツても自分はひやりツとして縮上る。
三島霜川 水郷 青空文庫
それは兎も角、このことがあつて以来、それでなくても生まれつき小胆な彼に、なほさら臆病風が染みこんでしまつたのだ。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
その臆病風に誘われて、喜平もつづいて逃げた。
柳原堤の女 半七捕物帳 青空文庫
おまえさんと一緒に清水山へ出かける筈で、途中で臆病風に吹かれたとかいう話だが、そいつは博奕でも打つかね」「小博奕ぐらいは打つようです。
柳原堤の女 半七捕物帳 青空文庫
命あっての物種だ」と駒越左内も臆病風
江見水蔭 備前天一坊 青空文庫
大阪を出た時からチャンと見当が付いている筈なんだが、要するに今の無電と一所に、新規|蒔き直しの臆病風が、船長の襟元からビービービーッと吹っ込んだんだね。
夢野久作 焦点を合せる 青空文庫
はてなと、誰にも見当がつかないところへ、「なんだ、諸君は分らんのかね」 と、一わたり折竹がぐるぐるっと見廻して、「風にもよりけりで、いろんな風があるが……、なかでも一番下らんやつに、臆病風というのがある。
地軸二万哩 人外魔境 青空文庫
一刻もじっとしてはいられぬほど、臆病風が立ち出したのです。
芥川龍之介 青空文庫
作例 · 標準
例句