押さえ付ける
おさえつける
動詞
標準
文例 · 用例
かれは吃りながら何か云おうとするのを、押さえ付けるように半七は又云った。
— 三つの声 『半七捕物帳』 青空文庫
……そうして……よく考えて御覧なさい」 という声が私を押さえ付けるように聞えた。
— 夢野久作 『一足お先に』 青空文庫
ところがさらにキュッと手で押さえ付けるとグニャッと斬り口へ触ったから、ワーッと戸を蹴返して二人は表へ逃げだしてしまう。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
会社の奴に、発破を抑えつける奴を寄越せとそう云ってくんな。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
おらにゃ、ダイナマイトを抑えつけるてな、芸当は打てねえんだからってな。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
発破と度胸競べなんざ、真っ平だよ」 こんな訳であって、――どんな訳があろうとも、発破を抑えつけるなんて訳に行くものではない――岩鼻火薬製造所製の桜印ダイナマイト、大ダイ六本も詰め込んだ発破は、素晴らしい威力を発揮した。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
人々を抑えつける、この恐ろしい力の正体は何なのか、誰も知らなかった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
けれども何んといっても、その興奮が来ると、むりに抑えつける気持にはなれなかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫