幻辞.com

路地口

ろじぐち
名詞
1
標準
alley entrance
文例 · 用例
文公は路地口の軒下に身を寄せて往来の上下を見た。
国木田独歩 窮死 青空文庫
」 せめても、此だけを心遣りに、女房は、小兒たちに、まだ晩の御飯にもしなかつたので、坂を駈け上るやうにして、急いで行願寺内へ歸ると、路地口に、四つになる女の兒と、五つの男の兒と、廂合の星の影に立つて居た。
泉鏡花 夜釣 青空文庫
前年その長屋の表町に道普請があって、向側へ砂利を装上げたから、この町を通る腕車荷車は不残路地口の際を曳いて通ることがあった。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
路地口の石壇を飛上り、雲の峰が立った空へ、桟橋のような、妻恋坂の土に突立った、この時ばかり、なぜか超然として――博徒なかまの小僧でない。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
」「違えねえ、確にアリャ、」 と、め組は路地口へ伸上る。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
」 と身動きに眉を顰めて――長屋の窓からお饒舌りの媽々の顔が出ているのも、路地口の野良猫が、のっそり居るのも、書生が無念そうにその羽織の紐をくるくると廻すのも――一向気にもかけず、平気で着せて、襟を圧えて、爪立って、「厭な、どうして、こんなに雲脂が生きて?
泉鏡花 婦系図 青空文庫
店口は人出入りが多いので、お峰親子は裏木戸から抜け出すと、文次郎は路地口に待合せていて、二人の先に立って行った。
岡本綺堂 経帷子の秘密 青空文庫
その手からピストルを奪い取って膝を突いたまま見まわすと、ほかの連中は巨漢を残して狭い路地口を押合いヘシ合い逃げて行った。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
作例 · 標準
待ち合わせ場所は、商店街を抜けた先にある、あの古い映画館の横の路地口でどうかな。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
路地口に置かれたプランターの陰から、茶色い子猫がこちらをじっと見つめて警戒していた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
車がすれ違うのもやっとの狭い路地口でタクシーを降りて、そこからは提灯の灯りを頼りに歩いて料亭へ向かった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview