順繰り
じゅんぐり
名詞
標準
(in) turn(s)
文例 · 用例
するとその下の地位にいる同僚達は順繰りに昇進してみんな余沢に霑うというような事があるとすると、それはいくらかはこのドラゴイアンの話に似ている。
— 寺田寅彦 『マルコポロから』 青空文庫
ファニーの兄たちは順繰りに去年の兄ぐらいずつの背たけになっていた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
ますますその後段を渇望せる乗り合いは、順繰りに席を進めて、弁者に近づかんとせり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
「人参畑の婆さんの処にゴロゴロしている書生どもは皆、順繰りに掃除や、飯爨や、買物のお使いに遣られた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
順繰りに人の相手をする変わり、順繰りに異なった仕事をやれば、のろまな人間にはやはり複数の作業が同時に動いているように見える。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そして「事實」の確定したものは、札幌の裁判所へ順繰りに送られて、豫審へ廻はされた。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
でその費用は一般の寄進からとあつて、大きな奉加帳が順繰りに富豪連の手に廻される事になつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
創作前後のこと 創作にとりかかると、そのことばかり頭にあって、前述のとおり、朝食後新聞も読まずに机にむかうという風で、そして、一つ創作が出来上らないうちに、他のものを書くというような器用なわざはわたしには不可能で、あちこちから三つ四つと一ぺんに頼まれても、一つ一つ順繰りに書き上げてゆくのです。
— 宮本百合子 『身辺打明けの記』 青空文庫
作例 · 標準
掃除当番はクラスの出席番号順に順繰りで回ってくるので、サボることはできない。
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会議での発表者は、ホワイトボードに名前を書いた順番に従って順繰りにマイクを持った。
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家族で大皿の料理を順繰りに取り分けていたら、自分の分が少なくなってしまった。
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