山萩
やまはぎ異読 ヤマハギ
名詞
標準
shrubby lespedeza (Lespedeza bicolor)
文例 · 用例
萩は何となく好きな花だが、それは山萩にかぎる。
— ――其中日記から―― 『鉄鉢と魚籃と』 青空文庫
朝月残る木槿が咲いてゐるながれ 島へ渡しの、氷や菜葉や郵便や・氷屋ができて夾竹桃の赤や白や・落ちてきて米つく音の水がながれる・近道のいちはやく山萩の花・水は岩からお盆のそうめん冷やしてある 行乞雑感(一) 八月十一日晴、暑かつたが気持は軽かつた、仙崎町行乞、そして滞在、新相客は伊佐で同宿の老遍路。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
朝、山萩の一枝を折つてきて机上をかざつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
柿が芽ぶいた、棗はまだ/\、山萩がほのかに芽ぶかうとしてゐた、藤はもう若葉らしくなつてゐた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
あれが山萩、むこうのは豆萩……木萩……あちらが千代萩。
— 久生十蘭 『ユモレスク』 青空文庫
滋子はそばへ立って行って、「あれが山萩、むこうのは豆萩……野萩……あちらが千代萩。
— 久生十蘭 『野萩』 青空文庫
山萩の寝ている野道を曲がって、狭いだらだら坂を先へ降りて行きながら、「そうでないな」「そうでしょうか」「世間のことも、実によう知っておられる。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
梅軒をただの寺僧と見馴れているから意外とするのであろうが、前身の辻風典馬の弟黄平としてみれば、これくらいな早仕事は、眠りをさました野猪が、山萩の一叢に、風を起したほどにも足りないことだった。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
庭に山萩が咲き乱れている。
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秋になると山萩の花が美しい。
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山萩の群生は、まるで紫の絨毯のようだ。
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