催眠術
さいみんじゅつ
名詞
標準
hypnotism
文例 · 用例
さて、探偵小説の世界は空想的な、虚構のロマンスの世界であるが、新しい探偵小説には指紋だの、顯微鏡だの、化學分析だの、催眠術だの、犯罪骨相學だのと云つた、實際的な科學的要素も色々に點綴されて、一そう筋を複雜にし、興味を深めてゐるやうに思はれる。
— 南部修太郎 『探偵小説の魅力』 青空文庫
見慣れぬビルディング街の夜の催眠術にかかって、いつのまにか方角がわからなくなってしまう、ということは、きわめて有りそうなことである。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
生れてから今までの間に、一度でも見たり、聞いたり、嗅いだり、味わったり、感じたり、意識したりしたことは、必ず脳の中に記録されていて、平常は潜んでいて気付きませんが、折りにふれ、催眠術により、あるいは心を澄ますとき、偶然判って来る意識です)とが喚び起されて、少年の記憶を助けたのでした。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
催眠術をかけたり、一種の暗示法や精神分析による解悟法も幾分効果があることもありましょう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
彼女は一種の催眠術に罹った人の様であった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
時折りはその把手に倚りかかり過ぎて、引っくりかえりそうになりながらも、催眠術にかかった人のようにフラフラと電車通りへ出た。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
末弟が一時、催眠術の研究をはじめて、祖父、母、兄たち姉たち、みんなにその術をかけてみても誰も一向にかからない。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
その上に几帳面に並べられている銀の食器や陶器皿や、折り畳んだナフキンは、いよいよ寒白く光って、催眠術者の使う疑念の道具の小鏡のように、かの女の瞳をしつこく追う。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
作例 · 標準
テレビのバラエティ番組で、催眠術師が芸能人に催眠術をかけていた。
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彼は独学で催眠術を学び、人前で披露するようになった。
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もし催眠術が使えたら、勉強嫌いを克服できるのになあ。
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