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裸麦

はだかむぎ
名詞
1
標準
文例 · 用例
」九 青い大麦や、小麦や、裸麦が、村一面にすく/\とのびていた。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
鼠色の瓦屋根も、黄土色の壁も、トンネルの紅色の煉瓦も、燻されまた晒されて、すっかり原色を失い、これを舌の風味にしたなら裸麦で作った黒パンの感じだと鼈四郎はいつも思う。
岡本かの子 食魔 青空文庫
鼈四郎はわたりの風趣を強いて食味に翻訳して味わうとではないが、ここへ彼は来ると、裸麦の匂いや、鶫の腸にまで染みている木の実の匂いがひとりでにした。
岡本かの子 食魔 青空文庫
大部分裸麦の成分から出来上つてゐる高木氏の頭では、今の日本人は迚も見込が無い。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
ただね、あんたさん、その御用達の話ですがね、裸麦の粉だの、蕎麦粉だの、挽割麦だの、または屠殺した家畜だのをお買い上げになる時は、どうぞ妾に恥をかかせないで下さいよ。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
役に立たなくなった古い手押し車を原に出して置いて、框の上に、大麦や裸麦の稈をかぶせて屋根を作り、番人はその中にはいって寝るんです」「楽に寝られるかね、それで?
LE VIGNERON DANS SA VIGNE ぶどう畑のぶどう作り 青空文庫
日が照っても、昼までは脚が乾いたということはありません、食卓につくまではね」「コルネイユのうちの人たちはあんたを大事にしたかね」「お神さんは、わたしたちの分に、裸麦や蚕豆や豌豆や、なにやかやを入れたパンを作ってくれました」「小麦だけ入れないで?
LE VIGNERON DANS SA VIGNE ぶどう畑のぶどう作り 青空文庫
弥撒がすむと自家の牛から取った乳につけて裸麦のパンの朝食をし、それから仕事をした。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫