森の奥
もりのおく
名詞
標準
deep in the forest
文例 · 用例
亀さんは眼をつむっていてもその心の眼には森の奥における鳥の行動や水底の魚の往来が手に取るように見えすくかと思われるのであった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
おかしなことと私はその近所を注意して見おろしていると、薄暗い森の奥から下草を分けながら、道もない所をこなたへやって来る者があります。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
すると森の奥の方で何かパチパチ音がしました。
— 宮沢賢治 『狼森と笊森、盗森』 青空文庫
すると森の奥の方で狼どもが、「悪く思わないで呉ろ。
— 宮沢賢治 『狼森と笊森、盗森』 青空文庫
そしてだんだん森の奥へ入って行きますと、一本の古い柏の木の下に、木の枝であんだ大きな笊が伏せてありました。
— 宮沢賢治 『狼森と笊森、盗森』 青空文庫
すると森の奥から、まっくろな手の長い大きな大きな男が出て来て、まるでさけるような声で云いました。
— 宮沢賢治 『狼森と笊森、盗森』 青空文庫
それにあの森の奥の方角で、何とも知れぬ気合いの声がタッタ一声「エイッ」と聞こえただけで、アトは又森閑としてしもうたけに、不思議な事と思うてソロソロ起上って、あの墓所まで来てみると、思いもかけぬ無残い姿の仏様じゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
総てこれ等の苦々しい情は、これまで勤勉にして信用厚き小学教員、大河今蔵の心には起ったことはないので、ああ金銭が欲しいなアと思わず口に出して、熟と暗い森の奥を見つめた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
作例 · 標準
森の奥深くには、誰も知らない神秘的な湖があるという。
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子供の頃、森の奥を探検するのが好きだった。
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彼女は森の奥で、珍しい野鳥の写真を撮ることに成功した。
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