二十日鼠
はつかねずみ異読 ハツカネズミ
名詞
標準
house mouse (Mus musculus)
文例 · 用例
彼等は、車を廻す二十日鼠であった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
お房は、其には頓着なく楷梯を上りきると、先づがたびしする雨戸を三枚啓けて、次に手ばしこく蒲團を畳んで押入へ押籠む……夜の温籠は、二十日鼠のやうに動くお房の煽と、中窓から入ツて來る大氣とに冷されて、其處らが廓然となる。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
晩の御馳走は、蛙の焼串、小さい子供の指を詰めた蝮の皮、天狗茸と二十日鼠のしめった鼻と青虫の五臓とで作ったサラダ、飲み物は、沼の女の作った青みどろのお酒と、墓穴から出来る硝酸酒とでした。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
実に無量の、また極度の迅速生産である事実が、次の室へ移ってもまた、幾百の女の二十日鼠がいかに天手古舞であることか。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
というマザア・グウスの童謡があるが、この玉子焼きなら三、四十匹の二十日鼠は棲めそうだな。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
荷物の行く先はお手の筋やさかい……」 そんな事をつぶやくうちに千六はもう二十日鼠のようにクルクルと活躍し初めていた。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
その怖い怖い祖父が、翁の前に出ると、さながら二十日鼠のように一と縮みになるのを見て筆者も文句なしに一縮みになった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
どういう態度で返事をしてやろうかという事が、いちばんに頭の中で二十日鼠のようにはげしく働いたが、葉子はすぐ腹を決めてひどく下手に尋常に出た。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
台所で二十日鼠を見つけて、思わず悲鳴を上げてしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
二十日鼠は繁殖力が強く、すぐに増えてしまう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
猫が二十日鼠を追いかける様子を、窓から眺めていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash