抜試
ぬけみ
名詞
標準
文例 · 用例
選抜試験をうけると、そのたびに通過し、まだ年も若いのに、その冬には、伍長になった。
— 海野十三 『未来の地下戦車長』 青空文庫
それからマリヤの夜の時間は家計簿の記入と中等教員選抜試験準備のためにつかわれて、朝の二時三時まで二つしか椅子のないキュリー夫婦の書斎での活動はつづきます。
— ――彼女を不死にするものは何か、 『キュリー夫人の命の焔』 青空文庫
ほんとに、附元気ではない希望と活気とに燃え立った彼は、これも珍らしく、特殊な感激に打たれているらしい妻の顔を晴々と眺めながら、選抜試験の課題ともいうべき、独、仏、英語の或る翻訳に着手し始めたのである。
— 宮本百合子 『渋谷家の始祖』 青空文庫
大学の場合には、ときとして資格試験はあるが、これはいわゆる入学試験たる選抜試験ではない。
— 中谷宇吉郎 『六三制を活かす道』 青空文庫
選抜試験というのは、どんなに成績がよくて、入学資格は十分ある学生でも、外にもっとできる学生がいたら、落第させてしまうという残酷な制度のことである。
— 中谷宇吉郎 『六三制を活かす道』 青空文庫
何故入学試験(選抜試験)がないかというと、官立と私立とでは、その理由がちがう。
— 中谷宇吉郎 『六三制を活かす道』 青空文庫
併し際どい選拔試驗の及落では、單語一つの識不識は、直ちに運命を支配する事もあり得る。
— 久米正雄 『受驗生の手記』 青空文庫