霊一
れいいち
名詞
標準
文例 · 用例
ヨブは十九章において自己心霊一個の問題をその根源において解きし故、これからは眼を広く世界に放って人生問題、宇宙問題の研究に従わねばならぬ。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
常吉はお安の幽霊一件を同心らの前ではまだ発表しなかった。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
まずこの少女の申立てによると、かの広東における舞台の幽霊一件は、まったく李香のお芝居であったそうだ。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
李はこころよく引受けて、孤児の娘をひき取り、父の死体の埋葬も型のごとくに済ませてやったが、ここでふと思い付いたのが舞台の幽霊一件だ。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
第三編 泥土にして霊一 下水道とその意外なるもらい物 ジャン・ヴァルジャンがはいり込んだのは、パリーの下水道の中へだった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
さらでだに潮流急なる山雉の渡、山靈一たび怒れば、風浪險惡、往々行舟を覆す。
— 大町桂月 『金華山』 青空文庫
いざ今行きて、愛友を倒しし敵將ヘクトール屠り、つづきてわが生を棄てむ、ヂュウスと諸の 115天の神靈一齊に、此事成るを望む時。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
天皇、その父王を殺したまひし大長谷の天皇一一を深く怨みまつりて、その御靈一二に報いむと思ほしき。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫