主取
しゅうどり
名詞
標準
entering the service of a daimyo
文例 · 用例
神原君の祖先茂左衛門|基治も主人秀秋にしたがって中国に移ったが、やがてその主人は乱心して早死にをする、家はつぶされるという始末に、茂左衛門は二度の主取りを嫌って津山の在に引っ込んでしまい、その後は代々農業をつづけて今日に至ったのだそうである。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
その方どもはあとの始末を済ませた上で、思い思いに然るべき主取りせい」 主人は形見として幾らかの金をやったが、権次は辞退した。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
それをいい立てて、立派な主取りでもできるくらいじゃ」「料理人などをさせておくのは、まったくもって惜しいものだ!
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
お前は忠実この上もない人であるから、これから主取をしたら、どんな立身も出来よう。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
もっとも主取りの御身分なら、無理にもお進め出来ないが。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
此の事がパッと世間に広まりまして、さア諸家から召抱えにまいること何人という数知れず、なれど文治は、 文「手前は主取りの望みはござらぬ、折を見て出家いたす心底でござる」 と一々断りましたが、旧主堀丹波守殿よりの仰せは拒むに拒まれず、余儀なく隠居同様として親の元高三百八十石にてお抱えになりました。
— 三遊亭圓朝 『後の業平文治』 青空文庫
たとい一合二合の切米でなりとも、主取りさえできたら、きっと願いを出して、表向きそなたを引取るようにするから、それまでのところは、寂しかろうが、このまま御近所の世話になっていてもらいたい。
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
主取りさえできれば、何よりけっこうだ。
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
作例 · 標準
浪人の身から脱するために、彼はなんとかして有力な大名への主取を願っていた。
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主取が叶い、彼は新しい主君のもとで槍働きに精を出すことになった。
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家柄が良く武芸に秀でていた彼は、容易に主取の機会を得た。
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