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一閑張り

いっかんばり
名詞
1
標準
lacquered papier-mâché
文例 · 用例
」かう云つて、無暗には人を入れず、渠は一閑張りの禿げかかつた机に倚つて、好きな思索に耽るのである。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
「書齋」は、義雄が白地の浴衣を着たまま机に右の片肱をかけ、横向きに洋書棚を背にして、その前の壁ぎはに、今一つの一閑張りのところ/″\禿げたのを置いて、上に棕梠の盆栽をのせた場面のが寫つた。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
それから一閑張りの机が一時は流行しました。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
深山は古い笹村の一閑張りの机などを持って、別の家へ入って行った。
徳田秋声 青空文庫
入って行くと、子供は産衣そのままの姿で、蚤を避けるために、風通しのよい窓の側に取り出した一閑張りの広い机のうえに寝かされてあった。
徳田秋声 青空文庫
「去年も今頃だったろう、あれは幾日位だったろうかな 少し暇のある夕飯後など、彼等は、小さい一閑張りの机の上に地図を拡げ乍ら話し合った。
宮本百合子 われらの家 青空文庫
六疊敷きの、外に向つたところに小さい一閑張りを置いて、その上で義雄が筆を走らせてゐるそばへ來て、かの女は片ひぢを突いて横になり、黄の勝つた中形|矢絣りの廣島銘仙の綿入れの、太く時色の※の出たところを、足袋の親指でさはりながら、云ひにくさうに、「あたいでも成れるだろか」と聽いたこともあつた。
毒藥を飮む女 泡鳴五部作 青空文庫
箱入り一閑張りの、細長い柱かけの、瓢箪の花入れのお土産を取出して見せながら、母は言い憎そうにいうのだった。
長谷川時雨 柳原※子(白蓮) 青空文庫
作例 · 標準
竹籠に和紙を貼り、柿渋を塗って仕上げた一閑張りの器は、使うほどに味わいが出る。
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骨董市で、古い英字新聞を貼ってリメイクされたモダンな一閑張りの買い物籠を見つけた。
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「祖母から譲り受けたこの一閑張りの箱、軽くて丈夫だから裁縫道具入れにぴったりなの」
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