神経戦
しんけいせん
名詞
標準
war of nerves
文例 · 用例
雪を溶かして水を作り、もうぼろぼろになりかけている持参の焼飯を手早く流し込んで、闇との息苦しい神経戦から免れるためにすぐ眠りにかかった。
— 松濤明 『春の遠山入り』 青空文庫
敵はいわゆる神経戦と疲労戦とでやってくるものだろうが、たしかにそれは一応成功している。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
このいわゆる神経戦にはほとほと夫人も疲れはてた。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
あの時お縄に洩れたのが江戸に潜入して、四年越し世の中を騒がすことばかり工夫していたのだよ」「…………」「あんなことをして江戸の町人どもの心を騒がし、その隙に乗じてまた一と旗挙げるつもりだった」「…………」 それは当時にしては智恵の廻り過ぎたスパイの神経戦だったのでしょう。
— 火の呪い 『銭形平次捕物控』 青空文庫
一種の神経戦術みたいなやり方でした。
— 梅崎春生 『Sの背中』 青空文庫
竜之助がとりあわないでいると、いつまでもへばりついていて、さかんに神経戦術を用いる。
— 小山清 『西隣塾記』 青空文庫
こんなふうに毎日尾行されるんじゃ、やりきれないわ」「神経戦術だよ。
— 江戸川乱歩 『月と手袋』 青空文庫
だからこそ、あんな手品なんかで、僕らに神経戦を仕掛けているんだ。
— 江戸川乱歩 『月と手袋』 青空文庫
作例 · 標準
交渉は長引き、まるで神経戦の様相を呈してきた。
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チェスの試合では、技術だけでなく相手との神経戦も重要になる。
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彼は常に冷静を装っているが、内心では激しい神経戦を繰り広げているだろう。
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