六本
ろっぽん
名詞
標準
six (long cylindrical things)
文例 · 用例
何しろ、優勝区には、増産奨励の酒が一升づつ出ることになつて村長の机の上に六本並んでゐるのだから、他の賞品になら寛容の美徳を現はす連中も、この縄綯ひリレーだけは、勝敗が明確でないといふことにした。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
発破と度胸競べなんざ、真っ平だよ」 こんな訳であって、――どんな訳があろうとも、発破を抑えつけるなんて訳に行くものではない――岩鼻火薬製造所製の桜印ダイナマイト、大ダイ六本も詰め込んだ発破は、素晴らしい威力を発揮した。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
空気は澄みきって、まるで水のやうに通りや店の中を流れましたし、街燈はみなまっ青なもみや楢の枝で包まれ、電気会社の前の六本のプラタヌスの木などは、中に沢山の豆電燈がついて、ほんたうにそこらは人魚の都のやうに見えるのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
あらア野葡萄があった」 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆の花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
尤も種類によっては雄の足を脱離しなくってその代り雄は六本の足で相手を押さえ二本の足を外套膜の中に挿し込む、その時雌は呼吸を止められるから必死になって逃げ出そうと藻掻くそうである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
さうして彼の上に、一閃また一閃、襲ひかかつてくる、十六本の圓い蠻刀は、さながら祝祭だつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
材木|繋留の太い古杭が朽ちてはうち代えられたものが五六本太古の石柱のように朦朧と見える。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
家へ戻らうといふと、それには及ばぬといふので、立話で用件を聞いて六本木の散髮屋の方へと別れる。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
作例 · 標準
テーブルの上に、空になったビールの瓶が六本転がっていた。
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その映画のタイトルは「六本の指を持つ男」だった。
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フェンスを立てるために、庭に六本の杭を打ち込んだ。
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