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色沢

しきたく
名詞
1
標準
luster and color
文例 · 用例
……真夜中に、色沢のわるい、頬の痩せた詩人が一人、目ばかり輝かして熟と視る。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
かかる被告には通有とも云うべく皮膚は粗硬で色沢がない。
平出修 公判 青空文庫
人の事は云われないが、連の男も、身体つきから様子、言語、肩の瘠せた処、色沢の悪いのなど、第一、屋財、家財、身上ありたけを詰込んだ、と自ら称える古革鞄の、象を胴切りにしたような格外の大さで、しかもぼやけた工合が、どう見ても神経衰弱というのに違いない。
泉鏡花 革鞄の怪 青空文庫
幽かな囁き……幽かなミシンの針の薄い紫の生絹を縫ふて刻むやうな、色沢のある寂しいリズムの閃めきが、そなたの耳にはきこえないのか……湯から上つて、もう一度透かして御覧、乳房が硝子に慄へるまで。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
薄あかり、かがむ童もなにかよき鮎の色沢あり。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
月に舞うては、飛ぶもののいつか萎ゆる翅の色沢
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
なんらの色沢ぞ、わが心を迷わさんとするは。
森鴎外 舞姫 青空文庫
安楽椅子に伸びちゃったまま、黄色い死灰のような色沢になって、眼ばかりキラキラ光らしている光景は、ちょうど木乃伊の陳列会みたいで、気味の悪いとも物凄いとも形容が出来ないそうです。
夢野久作 狂人は笑う 青空文庫
作例 · 標準
この織物は絹糸の自然な色沢を活かしており、見る角度によって輝きが変化する。
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市場で仕入れたばかりの鯛は、鱗の色沢が非常に良く鮮度が際立っている。
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古美術商は、古い陶磁器の独特の色沢から製作年代を鋭く見抜いた。
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