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名詞
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標準
文例 · 用例
最う少し精しく云ふて見れば、今の詞壇には、新しい歌を読む人が随分少くはない、併し其諸名家の作物を読んで見ると、其人達は歌に対する、どういふ信念と要求とから、こんな風な歌を作るのかと怪まれるものが比々皆然りで、作者の精神が何処にあるのか、殆ど度し難いものが多い。
伊藤左千夫 『悲しき玩具』を読む 青空文庫
私は、彼の言葉をそのままに聞いてゐるだけで彼の胸のうちをべつだん何も度してはゐないのだといふところをすぐにも見せなければいけないと思つたから、「その小説は面白さうですね。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
ほんたうに平氣で言つてゐるのかしら、と葉藏のこころを度してゐた。
太宰治 道化の華 青空文庫
私は、彼の言葉をそのままに聞いているだけで彼の胸のうちをべつだん何も度してはいないのだというところをすぐにも見せなければいけないと思ったから、「その小説は面白そうですね。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
男はその裾の模様や色彩によって女の気質や情致を度する。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
まだ其は勝手だが、斯の如き量見で、紅葉先生の人格を品評し、意圖を度して憚らないのは僭越である。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
恕は「己をり物を度る(度する)なり」とある。
幸田露伴 一貫章義(現代訳) 青空文庫
如心が恕である、皇侃の解説書に、「度して以て人を渡る也」とあるのでも知られるが、自分の心・人の心・人と自分を兼ねて、自分を彼のように、彼を自分のようにすることから如心の二字を合せて恕となり、邦語の「おもいやり」となるのである。
幸田露伴 一貫章義(現代訳) 青空文庫