未だかつて
いまだかつて
副詞
標準
never (before)
文例 · 用例
此等すべて彼の創造した新らしい芸術は、一一に私を驚かし、私の心にさわやかな幸福と、未だかつて知らなかつた新世界の景物を展開してくれた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
そして從來の交際で、未だかつて知らなかつた或る新しい發見が、この天才的な文學者の本質にひそんでゐることを、朧げながらも自覺して愕然とした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
その風車は直径三十五フィートでこれを五十フィートの櫓の上に据え付け、十六燭の電灯二百個を点ずる外に、なお五馬力のモートル三個を運転しているが、未だかつて停電などを起さぬという事である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
未だかつて疲労にも憂愁にも汚されたことのない純粋に明色の海なんだ。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
「もののはずみ」で、つい、女性の繊手を握ってしまった事も無かったし、いわんや、「ふとした事」から異性と一体になろうとあがく特殊なる性的煩悶、などという壮烈な経験は、私には未だかつて無いのである。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
』と自分は何心なく答えて、そしてわれ知らず、未だかつて経験した事のない哀情が胸を衝いて起こった。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
……令嬢は未だかつて一度も私ごときものに、ただ姿さへ御見せなすった、いや、むしろ見られた事さえお有んなさらない。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
それは、自分が未だかつて味わった事の無い奇妙な屈辱でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
作例 · 標準
これほど美しい夕日を、私はいまだかつて見たことがない。
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彼は、いまだかつて一度も練習を休んだことがない努力家だ。
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この村では、いまだかつて経験したことのないような豪雨に見舞われた。
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いまだかつて誰も解けなかった数学の難問が、ついに解明された。
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