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一兵

いっぺい
名詞
1
標準
one soldier
文例 · 用例
山崎を過ぐれば与一兵衛の家はと聞けど知る人なし。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
花袋は、その後「蒲団」や「一兵卒」など自然主義派の見本のような小説を作って、国木田独歩、岩野泡鳴ら同主義の作家と呼応して、自然主義を文壇思潮の主流たらしめ、硯友社その他の既成老衰作家などを、ひとたまりもなく押し流してしまった。
――田山花袋氏―― 紀行文家の群れ 青空文庫
彼は、――彼とは栗島という男のことだ――、特色のない、一兵卒だった。
黒島傳治 青空文庫
銃をとって、戦闘に参加した一兵卒の立場から戦争のことを書いてみたい。
黒島傳治 戦争について 青空文庫
田山花袋は、日露戦争に従軍して「一兵卒」を書いた。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
同じ自然主義者でも、花袋は、戦争に対して、独歩とは幾分ちがった態度を取ったように、「一兵卒」一篇を見る場合感じられる。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
第四章 日露戦争に関連して     ─花袋の「一兵卒」、忠温の「肉弾」、龍之介の「将軍」 日清戦争当時のブルジョアジーは、既に解放される階級ではなく、支配する階級、抑圧する階級として発展しつゝあった。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
かゝる事実は、この戦争が如何なる意義を持っていたかを説明する材料の一つとなり得るものであるが、当時の戦争文学には、田山花袋の「一兵卒」にも、際物的に簇出した戦争小説にも、勿論、桜井忠温の「肉弾」にもこれは反映しなかった。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
作例 · 標準
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