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上げたり下げたり

あげたりさげたり
名詞
1
標準
raising and lowering
文例 · 用例
その一つはねずみ色の天鵞絨で作った身長わずかに五六寸くらいの縫いぐるみの象であるが、それが横腹の所のネジをねじると、ジャージャーと歯車のすれ合う音を立てながら走りだす、そうしてあの長い鼻を巧みに屈伸して上げたり下げたりしながら勢いよく走るのである。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
がやがやいい罵る人ごみの中を駅員があっちでもこっちでも手を上げたり下げたりしたかと思うと、婆やは飛び上らんばかりにたまげさせられた。
有島武郎 星座 青空文庫
人の中を這出して、片息になってお前、本尊の前へにじり出て、台に乗っけて小さな堂を据えてよ、錦の帳を棒の尖で上げたり下げたりして、その度にわッと唸らせちゃあ、うんと御賽銭をせしめてやがる。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
四角な家の生物が、脚を百ぺん上げたり下げたりしたら、ペムペルとネリとはびっくりして眼を擦った。
宮沢賢治 黄いろのトマト 青空文庫
「是は、」と同じく草につけた双の掌を上げたり下げたり、臀を揉んでもじついて、「旦那、はて、お前様、何言はつしやる。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
水夫が窓から覗いた時には、猩々はレスパネエ夫人の白髪を左の手で掴んで、右の手で剃刀を顔の前に持つて行つて上げたり下げたりしてゐた。
THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 病院横町の殺人犯 青空文庫
まあ、独言を云つて、誰かと話をして居るやうだよ……(四辺を※す)然う/\、思つた同士、人前で内証で心を通はす時は、一ツに向つた卓子が、人知れず、脚を上げたり下げたりする、幽な、しかし脈を打つて、血の通ふ、其の符牒で、黙つて居て、暗号が出来ると、何時も奥様がおつしやるもんだから。
泉鏡花 紅玉 青空文庫
あらかじめ打ち込んでおいたメロディーをマックがやたらテンポを上げたり下げたりと、ちょっと聞いただけではさっぱり節回しのわからない形で再生し、解答者が曲名をあてにかかる。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
作例 · 標準
上げたり下げたりの例文