暗中飛躍
あんちゅうひやく
名詞動詞-サ変
標準
behind-the-scenes maneuvering
文例 · 用例
昔、政党がさかんだった頃、自身は閣僚になる意志はてんで無く、ただ、誰かこいつと見込んだ男を大臣にするために、しきりに権謀術策をもちい、暗中飛躍をした男がいたが、良い例ではないけれども、まず、おれの気持もそんなとこだったろうか。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
この券番許可の裡面には、千束町の繁昌に依って存在していた或る二つの勢力、二百名の新生会員と百名の大成会員が大々的の暗中飛躍を試みた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
人々はある種の勝手な欧州的範疇を前方に向って歴史的に転化して行くことが面倒となり不可能であるとわかると、突然「東洋的」範疇へ暗中飛躍することも出来るのである。
— 戸坂潤 『範疇の発生学』 青空文庫
中華民國の成立した今日でも、或は陝西巡撫の升允が囘教徒と結託して保皇を唱へるとか、南路の囘教徒が新疆都督の袁鴻祐を殺害して獨立を圖るとか、著々暗中飛躍を試みて大總統袁世凱の心肝を寒からしめて居る。
— 桑原隲藏 『創建清眞寺碑』 青空文庫
そう言う暗中飛躍を……。
— 森本薫 『華々しき一族』 青空文庫
宗庵が暗中飛躍をして財を積んだのは、おゆうのためだけであった。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
然るに支那にしてもし今の状態を永く続けるならば、その間には虎視眈々として、野心を蔵し功名心を有する列強が、その機に乗じて種々なる暗中飛躍を試みることになるかも知れぬ。
— ――我輩の日支親善論 『日支親善策如何』 青空文庫
その結果、既に暗中飛躍を始めていた宮地さんが渋谷の伯父さんを訪れることになった。
— 佐々木邦 『脱線息子』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗中飛躍について考えている。
暗中飛躍という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗中飛躍の意味を理解している。
この文には暗中飛躍が含まれている。