快談
かいだん
名詞
標準
文例 · 用例
お手紙を見て驚喜仕候、両君の室は隣室の客を驚かす恐れあり、小生の室は御覧の如く独立の離島に候間、徹宵快談するもさまたげず、是非|此方へ御出向き下され度く待ち上候 すると二人がやって来た。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
が、その五十近くの高貴の人は何故か非常に機嫌がよくて、あたりを顧みては快談哄笑をしつづけて居ました。
— 断片三種 『処女時代の追憶』 青空文庫
此夜も夜更まで色々の快談。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
たまには、それでも麹町の詩人が來て新派小説家の創作を論じ合つたり、小石川の當時賣り出した小説家が來て、碁の勝負を爭つたり、辯護士の村松が來て、一緒に玉突きに出かけたりして、そんな時には、人一倍の元氣も出で、また快談もやつた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
自國の敗亡に臨んで、恬として之を返り見ないものゝ樣に、敵將ナポレオンと相見へて快談した、ゲーテの意氣は諸君も知つて居られよう。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
午後、暮羊君来庵、快飲快談。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
まつたく快飲快食快談、そして快眠だつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
一応帰庵して、それから無水居へ、店頭で快談、さらにどんぐり老を訪ふ、夕食をよばれたりして、しやべりすぎた。
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫