跳ね飛ばす
はねとばす
動詞
標準
文例 · 用例
それは一切の弱々しいもの、柔軟のもの、骨組みのぐにゃぐにゃしたもの、女らしく繊弱なものを跳ね飛ばすところの、男性的ストアの美を要求する。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
だから間違つて電車に轢き殺される場合には、成るべく履物を後先へ、片々は天国へ、片々は地獄へ届く程跳ね飛ばす事だけは忘れてはならない。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
暫くすると、激しい靴音がして独逸兵が扉を跳ね飛ばすやうな勢で入つて来た。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
急いで便所へ行くと一瀉千里の勢いで跳ね飛ばす。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
ハワイの火山のように海底から盛り上つて出來たものは、鎔融状態に於て比較的に流動し易い性質を持つてゐることは、前にも述べた所であるが、かういふ硝子質の鎔岩に對してこれを跳ね飛ばすような力が加はると火山毛が出來るのである。
— 今村明恒 『火山の話』 青空文庫
庭先に並べた草花の鉢の芽を、後生大事にいつくしんでゐるところへ、この足に眼のない男が木戸を跳ね飛ばすやうに闖入して來たのでした。
— 鐘の音 『錢形平次捕物控』 青空文庫
砕いちまへ、砕いちまへ、はね飛ばすんだ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
砕いちまえ、砕いちまえ、はね飛ばすんだ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫