掃き出す
はきだす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to sweep out
文例 · 用例
いつも力無い咳をして、さうして顏色も惡く、朝起きて部屋の障子にはたきを掛け、帚で塵を掃き出すと、もう、ぐつたりして、あとは、一日一ぱい机の傍で寢たり起きたり何やら蠢動して、夕食をすますと、すぐ自分でさつさと蒲團を敷いて寢てしまふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
いつも力無い咳をして、さうして顔色も悪く、朝起きて部屋の障子にはたきを掛け、箒で塵を掃き出すと、もう、ぐつたりして、あとは、一日一ぱい机の傍で寝たり起きたり何やら蠢動して、夕食をすますと、すぐ自分でさつさと蒲団を引いて寝てしまふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
◇ どこの家でも、主人が家庭にばかり閉ぢ籠んでゐると、女房の多くはすべてそれを物足りなく思つて、どうかして亭主を籾殻か何ぞのやうに門口から外に掃き出す工夫はないものかと、ついそんなことまでも考へ出すものだ。
— 大正十一(一九二二)年 『茶話』 青空文庫
毎朝の室の掃除には必ず二、三疋の屍骸を掃き出す。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
お米の手に持つ菊の花、飾った菊の植木鉢、それから借金取が取って掃き出す手箒も、皆彼の家から若者等が徴発して往ったのである。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
その他、来客の長座するものを早く帰さんがために箒をさかさまに立つるは、掃き出すというよりきたりしならん。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
」「若旦那の金之助さんでしょうか知ら、――小三郎さんはよくいらっしゃるけれど、嫌われてばかり、帰ると塩を撒いて掃き出すんですもの」 などとお菊は可笑しがるのです。
— 夕立の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
塵を廊下に掃き出すと、かれはバケツに水を汲んで来て、寝間と事務室とに雑巾がけをはじめた。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
教室の入り口に溜まった砂を、ほうきで外へ勢いよく掃き出す。
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工房の床に散らばった木屑を、大きなブラシで隅から順に掃き出す。
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隙間に入り込んだ埃を、細いブラシを使って根気よく掃き出した。
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