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とば口

とばくち
名詞
1
標準
entrance
文例 · 用例
」 突立つて居ては出入りの邪魔にもなりさうだし、とば口は吹降りの雨が吹込むから、奧へ入つて、一度覗いた待合へ憩んだが、人を待つのに、停車場で時の針の進むほど、胸のあわたゞしいものはない。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
「括約筋を切り残したとおっしゃるけれども、それでどうして下からガーゼが詰められるんですか」「括約筋はとば口にゃありません。
夏目漱石 明暗 青空文庫
息子はこの時まだ大学院生で、現在の教授職に至る研究のとば口についたばかりだったのであり、私たちは随分共同して研究したものだった。
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 時間からの影 青空文庫
記憶のとば口を何かが手探りしガタガタ言わせている一方、もう一つの知られざる力がその門を閉ざしたままにしようとしていた。
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 時間からの影 青空文庫
ついに我々は大いなる未知の大陸、その凍り付いた死が支配する謎の世界のとば口に到達したのである。
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 狂気の山脈にて 青空文庫
そこは沖の百万坪のとば口にあり、畑と荒地に囲まれ、隣りの漉き小屋とは二百メートルもはなれていた。
山本周五郎 青べか物語 青空文庫
次の八畳のとば口に、お石と、見知らぬ老人が一人、肩を竦めるように坐っている。
山本周五郎 おれの女房 青空文庫
再び鉄条網を乗り越えて、壕に沿うて街道を歩き、街のとば口の茶屋へ這入って、保津川という清流の名にふさわしからぬ地酒をのんだが、そこへ一人の馬方が現れ、馬をつないで、これも亦保津川をのみはじめた。
坂口安吾 日本文化私観 青空文庫
作例 · 標準
山の神を祀る祠のとば口に、白い花が供えられていた。
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家のとば口まで送り届けたところで、彼女は恥ずかしそうに会釈した。
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商店街のとば口にあるパン屋から、香ばしい匂いが漂ってくる。
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2
標準
beginning
作例 · 標準
「まだ研究のとば口に立ったばかりで、結論を出すには早すぎるよ」
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二人の交渉はやっととば口に差し掛かったところで、合意への道は遠い。
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冒険のとば口で躓いてしまったが、諦めずに前を向くことにした。
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