攘夷論
じょういろん
名詞
標準
principle of excluding foreigners (late Edo period)
文例 · 用例
昔の攘夷論者は西洋人を獣類の一種と思っていた。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
其結果として尊王攘夷論を天下に瀰漫せしめたり、多数の浪人をして孤剣三尺東西に漂遊せしめたり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
それから攘夷論が沸騰して浪士らが横行する。
— 岡本綺堂 『鯉』 青空文庫
その攘夷論者には、勿論まじめの人達もあったが、多くの中には攘夷の名をかりて悪事を働く者もある。
— 岡本綺堂 『鯉』 青空文庫
だから国防思想は勤皇思想と融合し、国防論と尊皇論とは抱合して、尊皇攘夷論となり、軈ては討幕の大運動となつて展開するのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
大名の中での攘夷論の第一人者は、水戸の徳川|斉昭で、嘉永六年六月にアメリカの提督ペルリが軍艦四隻を率ゐて浦賀に入港し、国論が沸騰したときに、大砲七十四門を幕府に献じて世人を驚かせた人である。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
だから水戸は尊皇攘夷論の中心地になつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
国内は開国論と攘夷論とで沸騰した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
彼の唱える攘夷論は、当時の若者たちの心に強く響いた。
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歴史の授業で、幕末の尊王論と攘夷論の関係について深く学んだ。
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「攘夷論を振りかざすだけでは、日本の未来は切り拓けないだろう」
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ウィキペディア
攘夷論(じょういろん)は、日本においては幕末期に広まった、外国との通商反対や外国を撃退して鎖国を通そうとしたりする排外思想である。元は中国の春秋時代の言葉で、西欧諸外国の日本進出に伴い、夷人(いじん)を夷狄 (いてき) 視し攘(はら)おう、つまり実力行使で外国人を排撃しようという考えであり、華夷思想による日本の独善的観念と国学に基づいた国家意識が源となっている。
出典: 攘夷論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0