宝相
ほうそう
名詞
標準
文例 · 用例
その、十二光仏の周囲には、玉、螺鈿を、星の流るるが如く輝かして、宝相華、勝曼華が透間もなく咲きめぐっている。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
そして、これが完全屍蝋の研究以外に、失楽園で過された生活の全部だったのです」 宝相華と花喰鳥の図模様で飾られた表紙を開くと、法水の眼は忽ち冒頭の一章に吸い付けられて行った。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
その古い瓦の中には、或いは相当完全なのもあり、破片に過ぎないのもあり、平瓦もあり、丸瓦もあり、複弁蓮花文もあり、唐草蓮珠もあり、巴もある、宝相花文もある。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
なお天井などには宝相花模様が描かれ、外部は天人、鳳凰などの絵や彫刻で飾られてある。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫