木主
ぼくしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
その女郎屋の印象は、私の故郷上州で唄ふ盆踊りの歌「鈴木主水といふ侍は、女房子供のあるその中で、今日も明日もと女郎買ひばかり。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
さらにこのあとには、ステファン・メインとポール・アンドルーによる大作、『帝王の誕生』(鈴木主税訳、三田出版会、一九九五年)が控えている。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
然し此地も東京と同じく、三十未滿の人達は松前五郎兵衞は愚か、もう白井權八、鈴木主水、梅川忠兵衞なんぞの傳説、及び其藝術的感情とは全く沒交渉であるからして、隙つぶしといふ外に大して面白くもなささうに、偏に鮨や蜜柑を食べてゐるのである。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
○十月、沢村源之助は五年ぶりにて大阪より帰京し、市村座の二番目「鈴木主水」に白糸を勤めて、好劇家を喜ばしむ。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
高木主筆は少し之と違つて居て、流石は創業の日から七年の間、「日報」と運命を共にして來て、(初めは唯一人で外交も編輯も校正も、時としては發送までやつたものださうだが、)毎日々々土地の生きた事件を取扱つて來た人だけ、其説には充分の根據があつた。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
高木主筆は少し之と違つて居て、流石は創業の日から七年の間、「日報」と運命を共にして来て、(初めは唯一人で外交も編輯も校正も、時としては発送までやつたものださうだが、)毎日々々|土地の生きた事件を取扱つて来た人だけ、其説には充分の根拠があつた。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
サンヤレ亦一群の賣女の稱呼なる故、けんどん、西國順禮等と列して百姓ほめ言葉に編入され、吾輩幼時迄はやつた鈴木主水の口説き唄の終りに「出て行くのが女郎買ひ姿、ヤーレ」と云た如く、「胸に木札の絶る間もなしヤーレ」と唄ふ代りに「絶る間もサンヤレ」と適用したらしい。
— 並にサンヤレの事 『女順禮』 青空文庫
其外は「春は花咲く青山辺で、鈴木主水と云ふ士は」などいふやんれぶしの文句を使うた様である。
— 折口信夫 『だいがくの研究』 青空文庫