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殺し場

ころしば
名詞
1
標準
murder scene (in kabuki, etc.)
文例 · 用例
はじめは仇打ち事件の素因への道行であり、次に第一のクライマックスの殺し場がある。
寺田寅彦 山中常盤双紙 青空文庫
これだけむごたらしい殺し場は、生きている人間の業とは、ちょっと思われないかも知れないね。
大阪圭吉 幽霊妻 青空文庫
犯人が機関車に乗っていたのならば、何もこんな処で殺さなくたって、あの吹雪の闇を疾走中に、もっと適切な殺し場がいくらもあった筈ではないですか。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
班女といい、業平という、武蔵野の昔は知らず、遠くは多くの江戸|浄瑠璃作者、近くは河竹|黙阿弥翁が、浅草寺の鐘の音とともに、その殺し場のシュチンムングを、最も力強く表わすために、しばしば、その世話物の中に用いたものは、実にこの大川のさびしい水の響きであった。
芥川龍之介 大川の水 青空文庫
いよいよ女ホレイショが、オフェリヤを小川の中に導く、殺し場になった。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
さて演技が殺し場まで進むと、狂いのはかなさにオフェリヤは、ホレイショに導かれて、小川の中に入って行く。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
あの真に迫った殺し場を、隠そうとしたものが、却って……」「じゃ、私が犯人だって云うんですの」 孔雀は眼をクリクリさせたがパッと口を開いて、真赤な天鵞絨のような舌をペロリと出した。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
然し、オフェリヤ殺し場は、遂に差し止められて、あの無残な夢を新たにしようとした、観客を失望させた。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
作例 · 標準
「いよいよ、あの義賊の最後の殺し場の場面だ!鳥肌が立つよ!」
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