巵
し
名詞頻度ランク #11 · 青空 13 例
標準
zhi (large bowl-shaped ancient Chinese cup with two handles)
文例 · 用例
一方では玉の巵に底あることを望んだり、久米の仙人に同情したり、恋愛生活を讃美したりしているが、また一方では(第百七段)ありたけの女性のあらを書き並べて痛快にこき下ろしているのである。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
巵子 くちなしは花のすねものなり。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
前半は巵酒 歓楽、学業の荒廃を致さんことを嘆じ、後半は一転して、真楽の自得にありて外に待つ無きをいう。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
「四十年前少壮時、功名聊復自私期、老来不識干戈事、只把春風桃李巵」なぞと太平の世の好いお爺さんになってニコニコしながら、それで居て支倉六右衛門、松本忠作等を南蛮から羅馬かけて遣って居るところなどは、味なところのある好い男ぶりだ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
」「まず御坊が、かの徒然草に書かれましたる中に『よろずにいみじくとも、色好まざらん男はいと騒騒しく、玉の巵のそこなき心地ぞすべき』と仰せられました。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
蘭軒が幼時の師を榊原|巵兮と云つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の「訳女戒跋」に、「翁氏榊原、姓藤原、名忠寛、字子宥、為東都書院郎、致仕号巵兮云」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
跋は享和甲子即文化紀元の作で、「翁歿十有三年於茲」と云つてあるから、巵兮は寛政四年に歿したと見える。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
宴の席で、主人は立派な彫刻が施された巵に酒をなみなみと注いだ。
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「この巵を飲み干さぬうちは、席を立つことは許さんぞ」と王は笑った。
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博物館には、古代中国で使用されていた青銅製の巵が展示されている。
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