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無下

むげ
形容動詞名詞
1
標準
without a doubt
文例 · 用例
だが、我々の感ずる美なるものが、全て感傷だとか性慾だとかいふ本能的なものを基調として生れてゐると思ふと、私は私の涙を無下に排セキする気になれなかつた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
幸いに事を仕損じて誰に迷惑がかかったというでもなし、この女の罪はわたくしに免じてどうか御勘弁を願わしゅう存じます」 女がしきりに頼むので、半七は無下に跳ねけ付けることも出来なくなった。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
私は大笑ひに笑つてやらうと考へたが、待てよ、たとへ迷信でも、其主人の身の上を慮ふこと斯くまで深く、かくも眞面目で居る者を、無下に嘲笑すでもあるまいと氣付いたので、込み上げて來る可笑さを無理に怺えて『亞尼!
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
対手が余り熱心であるので、市郎も無下に跳ね付ける訳にも行かぬ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
それにもっと進歩した新しい売淫制度でも案出されるならいざ知らずとにかく一目で看通しがつき、統制の取れるような組織になっているこの許可制度は、無下に指弾すべきでもなかった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
このたびの蝦夷見物のお供にもこの子を加えたく無かったのだが、自分の一子勝太郎が城主の言いつけでお供の一人に差加えられているし、同役の森岡丹後の子を無下にしりぞける事は出来なかった。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
どうだか、わかったものではないが、とにかく友の好意を無下にしりぞけて怒られてもつまらないから、自分は仕方なく、その津田さんの荒町の下宿に引越した。
太宰治 惜別 青空文庫
恋い慕うものならば、馬士でも船頭でも、われら坊主でも、無下に振切って邪険にはしそうもない、仮令恋はかなえぬまでも、然るべき返歌はありそうな。
泉鏡花 春昼 青空文庫
作例 · 標準
その計画は無下に進めるべきだ、と彼は強く主張した。
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無下な事実を前にして、誰も反論できなかった。
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彼女の意見は無下で、皆が納得した。
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2
標準
something out of the question
作例 · 標準
そんな提案は無下だ、と一蹴された。
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無下な要求には応じられない。
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それは常識的に考えても無下な話だ。
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3
標準
being utterly inferior
作例 · 標準
彼は自分を無下な存在だと思い込み、自信を失っていた。
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才能がないと無下に決めつけるのは良くない。
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彼は無下な扱いを受けても、決して諦めなかった。
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4
標準
misery
作例 · 標準
戦争は人々に無下な生活を強いた。
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彼女は無下な境遇から這い上がってきた。
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彼の生涯は無下の連続だった。
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5
標準
to an extreme degree
作例 · 標準
彼は無下にお酒を飲み、健康を害した。
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無下に食べ物を粗末にするのはやめなさい。
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彼女は無下に忙しく、休息する暇もなかった。
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